いろいろ部品を盗られたゼファーを直す ~その13~
ケチったばかりに二度手間になってしまったクラッチフリクションプレートの交換を行いました。
注文していた新品フリクションプレートが9枚届きました。
ジップロックにプレートを入れオイル交換用に同僚に分けてもらったエンジンオイルに漬け込みます。これをやらずに組んでしまうと滑ったり削れたりとトラブルの元になります。
サイドスタンドの傾きよりも更にちょこっと傾けるとエンジンオイルを溢れさせずに作業ができるそうなのでタイヤの下に木の板を敷いて若干傾斜を多くします。
サイドカバーを外し一週間ぶりのご対面!ガスケットはなんとか再利用できる程度に剥がれました。
クラッチスプリング、カバーを外しフリクションプレートとクラッチプレートを1枚ずつ抜いていきましょう。
フリクションプレート、クラッチプレート、フリクションプレート、クラッチプレート・・・という具合にそれぞれ9枚と8枚あります。特にクラッチプレートは種類があるようなので抜く際は順番に重ねていって元の状態に組めるようにしました。
はい、組み込み完了です。最後の1枚はずらすのを忘れずに。
スプリング、カバーを戻して作業終了!
で、肝心のクラッチが遠い件は少しつながる位置が近くなりました。でもまだ遠い気が・・・。ネットで検索するとクラッチのプッシュロッドがちゃんと奥まで押し込まれていないんじゃないか説もあるのでおいおい調べてみたいと思います。
前回の試走で走行中にシフト側のステップが緩んでくることが判明しましたが、原因はステップの内側のネジ溝の一部がバカになっていたことでした。材質がアルミなため立ちごけでヒットさせた際にボルトに負けて削れたのではないかと思います。ネジロックを塗布して固定。当分ここは外す機会はないはず・・・。
ゼファー1100の不満な点にライディングポジションのキツさがあります。バックステップの位置を調整したいと思いメーカーに問い合わせたところ一箇所に固定されていてできないとの返答が。マジですか!?他のメーカーのバックステップは変更できる作りになっていたりするのに出来ないとは。6万円以上もするのに(私が買ったわけではないですが)出来ないとは。
ま、出来ないものは仕方ないので諦めてハンドルの位置を調整しましょう。そんなわけでちょっと前にハンドルオフセットホルダーを買ってあったのです。
純正のホルダーと交換するだけです。ケーブル類の取り回しはそのままでいけました。
元に比べてハンドル位置が約25mmアップ、約17mmバックになりました。これで走ってみると姿勢が非常に楽になり運転がしやすい!!これは素晴らしい!恐らく今までで一番のヒット商品。とっとと交換しておけば良かった(笑)
そしてハンドルをオフセットしたもう1つのメリットとしてハンドルバーとステムの間が広がったのでハンドルに固定するタイプのスマホホルダーに制限がなくなったこと。交換前はその隙間が狭かったせいでスマホホルダーの固定部分が薄いものしか使用不可でした。というわけで早々に楽天でホルダーをポチっとな。
ゼファーが来てからおよそ1ケ月半、まだまだメンテしたいところは山程あります。時間はともかくとしてやはりネックは費用の面。もう裏金!?も使い果たしてしまいました。残りはお小遣いの範囲でちょこちょこやっていきたいと思います。次はハブダンパーの交換かなぁ。