いろいろ部品を盗られたゼファーを直す ~その12~
なんだかんだ試走を重ねるうちにクラッチの遠さが気になってきました。油圧式なのでワイヤーで調整というわけにいかずレバーのアジャスターで握り具合をアレコレしていたワケですがどうも具合がよくありません。もしかしたらクラッチ板やらスプリングが経年劣化しているんではなかろうかとエンジンオイル交換ついでにこちらも交換することに。
エンジンオイルをヌキます!某赤髭の10W-40が入っているそうです。
クラッチ側のサイドカバーを外します。
外したクラッチスプリング。使用限度の32,1mmを僅かに下回っていて要交換です。
フリクションプレート。あちゃー、測るまでもなくすり減っているのがわかりますね。で、こいつは一枚当り約1000円。しかも9枚あって税込みだと1万円もしちゃいます。なのでまだ使える可能性にワンチャンかけて注文しなかったんですが・・・。はい、交換決定!とっとと発注しましょう。
クラッチスプリングだけ交換して一旦ここの作業は終了。訳ない作業ですが古いガスケットを剥がすのが地味に大変でした。
新しいエンジンオイルを入れます。10W-40が指定なのでヤマハの純正を購入しました。オイル選びで迷った時はヤマハ純正をチョイスすれば問題ないはず!?今回はオイルフィルターも交換するので使用量は4,1リットル、一缶では微妙に足りないニクい仕様(笑)カストロールのナントカを180ccくらい同僚に分けてもらいました。
おっと、オイルフィルターをまだ外していませんでしたね。ボルトを緩めて外そうとしてもマフラーに当たってなかなか出てきません。まだ残っているオイルが抜けてきてマフラーがオイルまみれ、大惨事です(泣)ちなみに純正マフラーだとこの辺を上手くかわしているため問題ありません。
計画では4リッター缶全て投入の上オイルレベルゲージを見ながら残り100ccを足すはずでした。しかし!4リットル全て注いだら油面はゲージの遥か上に。ええっ、なんで?このゼファーのオイルパンはマフラーを集合管に換装するにあたって地上高を稼ぐためカットタイプものに変更になっているそうです。なのでオイル量もその分少なくなっているとか。ドレンボルトを緩め少しづつオイルを抜きアッパーレベルに油面を調整。お陰で手がベトベトになってしまいました。正確な量はわかりませんが200cc程度は抜いたのではないかと思われます。オイル交換時は4リッター缶を買っておけば間に合うことが判明したのが今回の作業の一番の収穫かもしれません。
作業終了後、天気も良いので宮ヶ瀬にテスト走行を兼ねてツーリングに行ってきました。バイクが集まるいつもの駐車場は閉鎖。もうすぐ桜の季節、人がアホみたいに来るのが確実なので先手を打ったものと思われます(笑)
宮ヶ瀬ダム湖。私がバイクに乗り始めた時はまだ宮ヶ瀬ダムは存在しておらず谷沿いに道路がありました。今でも貯水量が少ない季節には水没した道を見ることが可能です。当時はこんなにバイクが集まることはありませんでした(途中のクネクネ道は走り屋のメッカでしたが)いつから道志や宮ヶ瀬はバイク乗りの聖地みたいな感じになってしまったんでしょうかね?
帰路はETCの動作確認という意味も含めて東名高速道路に乗ってみました。料金所でバーが上がるかドキドキしながら20年以上振りの単車での高速道路。いちいち券をしまったり財布を出したりしなくて良いETCは便利ですね!そんなわけで次回の整備はクラッチのフリクションプレート交換作業に決定!